2018年9月4日火曜日
「夢と現実」 3年 佐藤帆奈美
「夢と現実」
3年 佐藤帆奈美
大学サッカーとは夢と現実の狭間に存在するものである。
大学サッカーに携わる一方、純粋に“大学サッカー”に魅せられている私にとって
痛い程しっくり来る言葉だった。
進路を決める。
どんな平凡な大学生にも必ず訪れる人生の分岐点。
「最後の育成年代」と呼ばれる大学サッカーにおいては、その分岐点が“夢の現実の狭間”ではないだろうか。
ここで結果を残さなければ、メンバーに入らなければ..。
夢に近づくか、遠ざかるか。
一日一日に重みがあり、その一瞬一瞬が未来を創る。
そしてそこが大学サッカーの醍醐味だ。
どのカテゴリーにも負けないアツさを持った部分であり、
大学サッカーが好きな方はそういった“狭間”に魅力を感じていると思う。
もちろんこれはピッチで闘う選手だけに言えることではない。
私も、だ。大学へ進学し、今まで以上にサッカーというものに近づき様々なことを見て聞いて学んだ。
サッカーとは人生に夢と輝き与えるものであると再確認すると同時に
時には現実を突き付けられる話に耳を塞ぎたくなることもあった。
就活を終えサッカーから離れる決意をした先輩の話を聞いた。
“夢と現実の狭間”で、何を信じ、何を守り、自分とは何者なのか...
必死に悩み選び抜いた進路。
未だに、別の道を選んでいたら..とふと思う瞬間があるという。それくらい彼にとって、サッカーとは人生である。
もうすぐ21歳になる私に
同じ重みを持つ決断が果たしてできるのだろうか。
だが“その時”は休む間も無く私を追いかけてくる。
厳しい夏が終わろうとしている。
大好きな4年生たちと過ごせるのもあと4ヶ月。
この部員ブログを書くにあたって昨年のものを読み返した。
「私たちにできること」
あれから一年経った今でももちろん変わることはない。
妥協は要らない。4年生のために、チームのために。
マネージャ―という立場であるにも関わらず
生意気な言葉を並べてしまいましたが
最後までご拝読いただきありがとうございました。
始まったばかりの総理大臣杯、また後期のリーグ戦も暖かいご声援、よろしくお願い致します。
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